ちょっと手間をかけて庭で手づくりのパンやピザが焼けたら・・・こんな楽しいことはありません。バーベキュー炉と石の炉でのダッチオーブンに加えてまた庭遊びが充実します。
石窯の製作に向け情報を集めながら構想を練りました。
石窯の構造
いろいろ情報を集めてみると、構造的には二種類のものが考えられます。
キャドというものを少し勉強して書いてみました。
燃焼室で薪を焚き、窯を熱して壁に蓄熱させ、灰を取り除いてその場所でパンなどを焼く構造のもの。
燃焼室と調理室があり、調理室の温度が下がってきたときに下の燃焼室で追い焚きして長時間調理室の温度を保つことができるのではないか。下の燃焼室の熱はスリットを通って調理室へ上がり、調理室の温度を上げる。
ネットで調べるとそのほとんどが最初の単純な構造のもの。材料や工法にもよりますが、場合によっては一日で仕上げられているようなものも見受けられます。
やるからには材料や構造に凝ったものをつくってみたい。
・燃焼室と調理室を分けて、調理中でも過熱して高温を長く継続するようにならないか。
・蓄熱効果を上げられるよう調理室の入り口には扉を付け、煙突の途中にダンパーを付ける。
・よく見かけるのは耐火レンガ製のものでなく、石窯にふさわしい材料でつくれないか。
というような考えで進めます。
キャドが面白くてこんなイメージ図書いてみました。工法や材料のことは考えず、とりあえずイメージです。
燃焼室で燃えた薪の熱が調理室へ上がり調理室全体を均一に熱するためには調理室の形状はドーム型が理想なのでしょう。
燃焼室の焚口の奥の天井にスリットがあり、ここから調理室へ熱が上がります。調理室に上がった熱は調理室を巡り全体を熱するためには、スリットの反対側に煙突がなければなりません。つまり、焚口の上に煙突があることになります。しかし、ピザやパンの出し入れ口構造が複雑そうだし上の煙突の重量を支える強度を求めることも難しそう。ということで、スリットと煙突を少し斜めにずらすのはどうでしょうか。
わからないことばかりです。
そんな時素晴らしいブログを見つけました。今もう一度見てみたいとサイトを訪れてみましたがもう見られなくなっていました。
焚口が調理室の扉と直角の面に付いていて、煙突がその上についている。つまり、取り出し口の方向と薪の熱が流れる方向が直角に交差している。燃焼室と調理室がまったく別の構造でできていて、燃焼室の構造の上に調理室が乗っている。そんなイメージのものを考えられていました。
調理室の構造と材料は別として、燃焼室はこの方法で進めたいと思います。
そこでこのようなものをつくっていこうと思います。
コンクリートブロックとアサヒキャスターなどの不定形耐火物で燃焼室をつくりこれの上に調理室を乗せたいと思います。