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バーベキュー炉 BBQ炉

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庭のバーベキュー炉

増設したウッドデッキの前、パーゴラの下にバーベキュー炉(BBQ炉)をつくりました。
このバーベキュー炉で肉を焼き、石のダッチオーブンを使ってスープを煮込み、大谷石の石窯でパンを焼く。
とんでもなく楽しい庭遊びができるようになりました。


つくるにあたっては考慮すべきことが四つあります。

①焼き網の寸法
ひとつは焼く面の広さです。市販の網を使う場合何種類かのサイズが売られていますが、ほぼ縦横の寸法が決まっています。それに合わせた寸法に仕上げないと市販の網は使えません。

②焼き網の高さ
二つ目は地面から焼く網までの高さです。身長にもよるし好みもあります。流し台などは身長に応じた高さで設置してくれますよね。
疲れないように考慮してみるポイントです。

③炭と網の間の距離
三つめは炭を入れる面と網の間の距離です。これはなかなか微妙です。あまり離れすぎると網の温度が上がらずなかなか焼けないし、これを調整するため大量の炭を使うことになってしまいます。適量の炭で適度に熱が網に届くよう考えることが必要です。市販のバーベキューセットなどを参考に、使用するレンガの厚みをどのように使ってその距離を出すか、検討が必要です。

④レンガなどの耐熱性
最後はレンガなどの材料の検討です。炭を熾すので耐火レンガが必要ではないか。耐火モルタルや高熱に耐えるものが必要かと考えてしまいますが、バーベキュー炉程度の熱なら普通のレンガ、普通のセメントで十分であるという情報を信じてつくりました。もう何十回と使用しましたがビクともしていません。

これらのポイントを頭に入れて構想を巡らせます。レンガの大きさも様々です。何段目まで積むのか。炭は何の上に置くのか。炭から網までの距離はどのようにして保つのか。ホームセンターでこういうことを考えている時が一番楽しい。
いくつレンガが必要か。不足したので買いに行くともう在庫がないかもしれない。余分を十分にみるほど財政に余裕はない。
ちなみに目地は10mmとして計算し、そのように積み上げます。

使用したレンガ

レンガを買いました。厚さ50mm、長さ220mmの渋いレンガです。
使用する網はあちこちで売られている40×60㎝のものに合わせてつくります。レンガを90cmまで積み上げる計画なので130枚購入することにしました。

使用した側溝蓋

側溝蓋を二枚買いました。長さ60cm、幅23cmです。
これの上に炭を乗せて熾そうと思います。網を二重に設置して下の網の上で炭を熾しておられるものをネットでも見かけますが、燃えた炭のかけらが足元に落ちたりしてやけどをしたり、下に置いたものに燃え移ったりする危険性があるので、ちゃんとしたものの上で炭を扱うのが一番かと思います。
これもいまだに熱で劣化したりはしていません。

基礎の状況

さていよいよ基礎をつくります。ちっちゃなものですが重量はそこそこなもの。基礎が出来ていないとって言葉はよく使いますが、まさにそういうことです。この時点で水平でないとお話になりません。水準器を使って慎重に進めました。

レンガ二段目までの状況

二段目まで積みました。水準器で確認しながら高さをそろえての作業です。私はレンガ積みははじめての経験。文字通りコテ調べです。
横に3.5枚、奥行きに2.5枚を並べることにより内側が40×60cmの金網がぴったり入るように積み上げていきます。
なお、レンガは十分水につけてから使わないとモルタルが付きません。
レンガのカットはグラインダーです。表と裏からカットして、その溝にタガネを当てて金づちで打てば正確にカットできます。

レンガ10段目の状況

10段まで積みました。50㎜のレンガが10段で50㎝。目地10㎜が9段で9㎝。合計約60㎝です。水準器を当てながら、垂直と水平の歪みを補正しながら一段一段積んできました。11段目に側溝蓋のコンクリート版を乗せる出っ張りをつくるため横向きにレンガを積み、落ちないようにレンガを二枚乗せているところ。

レンガ積みのモルタルの乗せ方

モルタルの正しい乗せ方です。適度な硬さにこねたモルタルをコテで長くすくいとり、このように二列に乗せていくのだそう。ここまで積んでくるとかなり腕を上げてきた気がします。この上に次のレンガを乗せ、正しい高さになるよう少し金づちでたたきます。レンガ積みの出来の良し悪しはこのモルタルの乗せ方にあると悟りました。


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