Breezy Garden 手づくりの庭にようこそ


キャンピングカーC

調理流し台の製作

荷室に乗せて測ってみての検討を経てこのように組み立てました。両側の二枚の脚は天板と同じ集成材から同じ幅でそのまま必要な長さをカットしたものです。

上からダボ埋めの方法でコーススレッドでしっかり固定しました。洋風茶室の流しやデッキチェアーなどと同じ方法です。洋風茶室のカウンターのように天板を少し曲線にカットしてみました。

中の二枚の脚は必要最小限として幅は狭くしています。重量を少しでも減らそうという試みです。

購入したシンクを付けてみました。手前側の脚と脚の間は冷蔵庫が入るスペースです。向こう側の脚と脚の間のスペースは電子レンジやガスコンロが入る寸法にしています。


どちらにしても冷蔵庫や電子レンジが決まらないとサイズが決まらないので作業が進みません。ずっと先まで想定していないととんでもないことになってしまいます。

冷蔵庫は迷いました。驚くような価格の海外製品もありますが、ネットでの評価も高く信頼のできる日本製のエンゲルSB47Fにしました。
経済的にはきつい面がありますが万が一不具合があって交換するということはこのように組み入れてつくる場合には致命的です。

電子レンジもカセットガスコンロも、シンクも水栓も手元に届いて現物を見てから取り付ける場所の細工をしないと、文字情報の寸法だけで作業を進めてもうまくいきません。

調理流し台・水道設備

シンクの仮設置

キャンピングカー登録には水道の設備が必要となっています。
天板に穴をあけ、取り寄せたシンクと水栓を仮付けしてみました。あとで塗装をしてしっかりと取り付けます。

下に清水用と汚水用のポリタンクを設置し、清水用のポリタンクからポンプで水をくみ上げて水栓から出し、使った水はシンクから汚水用ポリタンクに流れます。

ここで疑問だったのがポンプです。ネットで調べると小さな水中ポンプが多く使われているようです。清水用ポリタンクの中にこれを沈め、水を使うときにポンプの電源が入り水をくみ上げるというもののようです。水栓はもっとちっちゃなもので、ポンプの電源スイッチは水栓の蛇口と連動しているものがあるようですがよく理解できませんでした。

それによく見るちっちゃな水栓は使いにくそうでひ弱そう。

水道設備ポンプの設置

調べると圧力ポンプというものがありました。水栓の蛇口を締めるとポンプに水圧がかかりポンプが止まる。蛇口を開けると圧力が解放されてポンプが作動するというものです。

これだと普通の家庭の流し台につける水栓が使え家庭の水道のように蛇口を開ければ水が出て締めれば止まるという使い方ができます。

赤と黒のものが圧力ポンプです。SEAFLO 21シリーズ水圧ポンプ(12V / 1.2GPM / 35PSI という製品ですが説明書などに日本語がありません。

不安でしたが3,000円ほどの物だったので取り寄せて使ってみました。試運転してみるとすこぶる順調。全く問題なく普通の家庭用の水道のように蛇口の開閉によって動いてくれました。


ホースでポリタンクから水をくみ上げ、水栓のフレキシブルホースへと水を押し上げます。

ここで苦労したのが水栓のフレキシブルホースとホースからのビニールホースとの接続です。

9oのビニールホースにホースニップルを差し込み、ネジ変換アダプタを組み合わせてフレキシブルホースへつなぎますが、テーパーネジと平行ネジをしっかり把握して組み合わせないと確実な接続になりません。

ビニールホースから水栓のフレキシブルホースへの接続のような例は少ないのでしょうか。
簡単には見つかりませんでした。

調理流し台の塗装

オイルステンとクリアラッカーの重ね塗りで仕上げました。
電子レンジとカセットガスコンロを仮置きしてます。ハイエースに設置してから動かないようしっかりと設置してドアを付ける計画です。

手前にある大きなものがエンゲル冷蔵庫です。右側の板の隙間に設置します。
シンクの下に二つの水のポリタンクを収納する場所をこれからつくります。

ポリタンク収納のスペースをつくり扉を付けました。扉が大きく開いて重いポリタンクを出し入れが楽になるようL字型の扉にしました。

また開いた扉が邪魔にならないようコンパクトに折りたためる構造としました。

扉の留め金具は走行中に開かないようパッチン金具というものを使いました。

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