Breezy Garden 手づくりの庭にようこそ


キャンピングカーB

内張板が厚さ12oの頑丈なものになりました。次はこれに家具などを固定する方法です。木ネジやコーススレッドで打ち付けるという方法もありますが、付けたり外したりということが何度もできる方法を探しました。

これもいろいろ調べてみると鬼目ナットといういうものがありました。木材に何かを固定したり外したりできるようにナットをその木材に埋め込むというものです。

これも12oという厚さのある合板にしたので可能になったものです。

強度のことや合板の厚みのことも考慮しM6の13oというものにしました。木製家具の組立で見かけることがあったような気がします。

その鬼目ナットに合った太さの穴をあけ、六角レンチでねじ込みます。あとは固定する家具に金具等を固定して合ったボルトで固定するだけです。

こんな感じです。
ボルトは今のところは工具を使わず脱着できるようクランクノブというもので取り付けています。

鬼目ナットに合うM6のクランクノブです。最終的にはM6のボルトで工具を使って締めるつもりです。
振動で緩まないようスプリングワッシャーを使って締めました。

これで家具の脱着、荷室側面の合板も取り外せて元のボードを付けて購入時の状態に戻すことができます。リバーシブル(元に戻せる)です。

ベッド

キャンピングカーの構造要件のひとつにベッド(就寝設備)があります。乗車定員の3分の1以上のベッドが必要で、一人分が長さ180p以上、幅50p以上であることなどの要件があります。私のハイエースの場合乗車定員5人なので2人のベッドが必要です。

ハイエースのキャンピングカーの間取りはビルダーさんの仕様をみると、側面の窓に出窓を付けて180pの幅を確保し、横向けに2、3人分の幅の常設ベッドを設置されている場合が多いようです。

ワイドボディーの荷室の幅はカタログ数値で173pとなっていて、残念ながらこのままでは要件の180pにほんの少し足らないのです。
素人は窓ガラスを外して出窓を付けることはできそうにないので縦に180pを確保するしかありません。

縦に設置すると幅は二人で100pが必要となるので、荷室幅173pだから180p、幅73pの細長いスペースが残ることとなりとても非効率なスペースの使い方になります。

普段はベンチとして腰掛けて食事したりできて、就寝時にベンチの座面を引き出すとベッドとなるように、収納式というか引き出し式というか、そういうものにしようと思います。

こういうものをつくりました。まだまだ製作途中ですが仮に乗せてみました。荷室後部ギリギリに置くと180p少しのベンチはスライドドアまでのところに収まってしまいます。座面は胴縁の木材をスノコ状にはり、ベンチの座面がスライドさせて伸ばせるようにしようと思います。これで幅が100p以上確保できます。



このベンチの側板や左側の天板は赤松集成材25×600×4200を二枚買ってきました。こんな長い集成材はスーパーロングでも荷室には乗りません。ちゃんと考えてホームセンターでカットしてもらいます。買いに行く前に寸法を決めておくことが必要です。ホームセンターで大型機械を使ってカットしてもらうのは正確でありがたいです。

私の場合画像のようにベンチの高さと流しなどの天板の高さは窓の高さに合わせることとして窓の高さから天板の厚み分を引いた脚の板、窓の高さのベンチの側板などをカットしてもらって持ち帰りました。

画像の左側には調理台やシンク、冷蔵庫や電子レンジなどを収納できるものにしたいなと、とりあえず脚の板を置いてその上に天板を乗せてみたものです。こうして寸法を測ったりして考えます。

タイヤハウスがあったり暖房吹き出しの出っ張りがあったりして机上で考えるには難しいです。冷蔵庫の奥行き、シンク下に置く清水と汚水用の2つのポリタンクの奥行き、などなどこうして置いてみて測って場所を決めていくのが一番確実です。
あまり考えずに進めると落とし穴がいっぱいあります。

ベンチのスノコの下の前方側にはサブバッテリーや走行充電器、インバーターなどの電源関係を乗せ、後ろには荷物が乗せられるように考えています。

スライドさせるものはそのままだと大きなもので取扱いづらくなろうと思い、120pと60pとに分けて引き出せるようにしました。引き出したところはスノコのようになりますが、ここには普段は背もたれにする板がピッタリとはまります。この座面と背もたれは12oの合板です。座面は引き出すスノコ部分に固定しました。

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