火を入れました。燃焼室で薪に火が付くとスリットから調理室へ煙と上がり、煙は煙突へと昇っていきます。
はじめ調理室に取り出し口の鉄の扉をはめて温度計を置いて燃焼室で燃やしてみました。ススがいっぱい出て耐熱ペアガラスも真っ黒になり中が見えなくなりました。
長く燃やしていると燃焼室のススは切れましたが調理室の温度は上昇はするもののススが切れるまでにはなりません。やはり最初は調理室でも薪を燃やして温度を上げる必要がありそうです。
燃焼室と調理室で同時に燃やし、一時間半ほどすると燃焼室も調理室もすっかりススはなくなりました。このとき煙突からは煙はでず強烈な熱だけが煙突から吹きあがります。
二時間燃やし続けると大谷石の外側がほんのり温かくなってきました。
調理室の薪を取り除き扉をしてダンパーを閉じ調理室の温度計を観察しました。温度計は350度までしか測れませんがこれが振り切れていたので400度ぐらいになっているのでしょうか。
ダンパーをあけて250度まで温度を下げました。上の画像が250度を温度計が指しているところです。視界良好です。
このあと温度の下降の状況を試してみました。30分で10度ずつ下がり、二時間半後に200度になりました。
230度から180度ぐらいでパンを焼くなら扉の開け閉めで温度が下がるものの、一回15分として一度の過熱で相当量のパンが焼けそうです。途中での燃焼室での追い過熱はあまり出番がないかもしれません。
パンを焼いてみました。230度で15分。何度かに分けて数回焼いてみました。表面こんがり、中はふっくらです。
パンは生地の発酵をもう少し大量に容易にできるよう検討するのが次の課題です。
焼く作業は途中で過熱する必要がなければこれで十分です。
途中で過熱する場合、調理室で焼きながら燃焼室で薪を燃やすとススはどうなるでしょうか。まだまだ実験してみることがたくさんあります。
薪をつくりました。広葉樹のニレケヤキがたくさん伐採されたのでいただいてきました。チェーンソーでカットして薪割しました。
ウッドデッキの片隅に薪の貯蔵スペースをつくりました。
年月が経ち、殺風景なコンクリートブロックにつる植物がのぼりつき、いい景色になってきました。大谷石まで登られると石を傷めそうなのでレンガの上に出ないようカットしています。