ウッドデッキでくつろぐデッキチェアーとこれのテーブルをつくります。
これもすべてSPFのツーバイ材です。テーブルは高さと広ささえ整えば機能的な面で失敗することは少ないと思えますが、椅子は難しい要素があります。体重を支えなければならないので強度が必要なのはもちろんのこと、座り心地を良いものにするためにはサイズと角度が重要です。
既製品の椅子を参考にして決めました。座面の幅と奥行きはともに49㎝として、背もたれを75度に傾けようと思います。
座面の材料は、49㎝から2×4材の厚み2枚分を引いて、41.5㎝に5枚をカット。その周りを囲む材料などをカットし、組み立てると右の画像になります。座面の奥行きは幅と同じ寸法になるよう隙間を調整しながら組んでいきました。
組み立ては65㎜のコーススレッドを使いました。コーススレッドを打つ時には、出来上がりの見栄えを良くするためダボ埋めをしてコーススレッドの頭を隠そうと思います。
そのためコーススレッドを打つ位置に9㎜のドリルで深さ10㎜程度の穴をあけ、その穴に打っていきます。ダボ埋めは最後の作業でまとめてすることとして、とりあえず10㎜の深さに9㎜のドリルであけた穴に打ちながら組み立てていきました。
あとの寸法と角度は現場合わせです。座面とひじ掛けの高さはキャンプ用に購入した折りたたみ椅子を参考に決定しました。
ひじ掛けの高さを決めると前後の脚の角度と長さを決めることができます。前脚の位置が決まるとひじ掛けの長さが決められます。
あらかじめ図面に書いて計算するといいのでしょが、私の場合現場合わせが一番出来がいい。というより計算が苦手です。
脚の補強です。脚の幅が固定されてすごく頑丈になりました。
背もたれは、ひじ掛けと固定したことと、後ろ脚を座面にも背もたれにも固定をすることで十分な強度が確保できました。
ひじ掛けの加工です。角をノコギリで落とし、やすりで滑らかな曲線にしました。全体的に柔らかみが出てきていい感じになってきました。サンドペーパーで磨いて手触り滑らかです。
画像はダボ埋めが出来てません。あとで全部やり直してダボ埋めしました。
背もたれの2×6材です。左右対称につくった型紙で写し取り、ジグソーでカットしました。ひじ掛けも背もたれもトリマーで角を落としています。
背もたれをつけると俄然椅子らしくなってきました。
とりあえずここまでできました。
腰掛けてみて座り心地を確認すると、
①ひじ掛けはもう少し前に出ていた方がいい。
②背もたれ板の下が空きすぎていて、下にもう一本入れてみたほうがいい。
③コーススレッドの頭がいっぱい見えて見苦しい。
④座面からひじ掛けまでの高さがもう少しあった方がいい。
⑤前の脚の角度をもう少し立てて、後ろ脚の角度とのバランスを考えてみる。という反省点です。
でも基本的にいい感じのチェアーができました。
増設した細長デッキに置いてみると、ウッドデッキの手すりの上にカップなどが置けてちょうどいい感じです。
第二号チェアー
反省点を生かして二脚目をつくっていきます。
デッキチェアー第一号の反省点を生かして大部分の部品を一気にカットしていきました。
左から背もたれ左右、背もたれ板2×4・2×6の2枚、後ろ脚2枚、前脚2枚、ひじ掛け2枚、座面部品8枚
一号機の経験を活かし、一気に組み立てました。
手前が二号チェアー奥が一号チェアー
左が一号チェアー、右が反省点を踏まえた2号チェアーです。
座面の高さを下げてひじ掛けとの高さの差を大きくしました。座面の高さを下げたので背もたれの高さもそれに応じて下がりました。
ひじ掛けの長さを少し長くしました。
前脚の角度を少し変えてみました。
コーススレッドの頭をダボ埋めで隠しました。(一号もダボ埋めしました。)