つるバラを咲かせる庭をつくりたいと思ったのがこの庭をつくりはじめた動機のひとつです。クライミングローズの書籍を書店でみてその華やかさに魅了されてしまいました。
フェンスや建物に設置されたワイヤーなどに見事にシュートを延ばして多くの花を咲かせます。その姿は周囲の風景を変えてしまうほどの勢いに圧倒されてしまいます。
庭を囲むフェンスはつるバラを誘引することを前提につくりました。どんな種類のつるバラも誘引できるようにそれなりに高くて結びやすい形状のフェンスとしました。
これまで多くの種類のつるバラを植えました。なるべく薬を使わずにと工夫してみました。病気や害虫にやられて枯れてしまったものも多くありますが、それらも含めてお気に入りのいくつかを紹介します。
デラバルフォー
デラバルフォーという四季咲きのつるバラです。私が今まで育てた中で一番のお気に入りです。
肉厚の花びらで画像のようにしっかりとしたアプリコットと黄色のグラデーションの大輪の花を咲かせてくれました。
残念ながらゴマダラカミキリの幼虫テッポウムシにやられて枯れてしまいました。もう一度手に入れたいとネットでも探しているのですが見つかりません。なんとかもう一度育ててみたいものです。
残念です。
エバーゴールド
黄色の大輪の花を咲かせてくれます。フェンスの金網のところに思いどおり誘引させてくれました。シュートが長く伸びてうまく誘引出来たら驚くほどの花を咲かせてくれました。
華やかなクライミングローズです。
ハイホープ
可憐なという言葉が一番似合う四季咲き性のつるバラです。剣弁咲きというのでしょうか。くるっと反りかえった美しい花の形と淡いピンクの本当にかわいいつるバラです。
ホワイトクリスマス
白バラの象徴のような超大輪の花を咲かせてくれました。
本来はつる性じゃないようで、まれにつる性の性質をもった個体ができると読んだことがあります。だからつる性の性質をもったものは「つるホワイトクリスマス」というそうです。私のもあまり長いシュートが出ず、横に長く誘引するというところまで伸びませんでした。
花びらが薄く、咲きかける時期に雨が降ったりすると、花びらがくっついてつぼみのまま開かないことがありました。花びらも傷つきやすくなかなかきれいな画像を残すことが出来ませんでした。このバラもテッポウムシの犠牲になってしまいました。
キングローズ
真っ赤な中輪のつるバラです。元気でどんどんシュートを延ばし房になってすごい数の花を咲かせてくれます。調べると樹高3mとありますがもっと大きく成長してくれました。
病気にも強く育てやすいつるバラです。
ピンクスパイラル
花びらが柔らかくて可憐な大輪のつるバラです。
あまり強いものではないく、黒点病に悩まされました。
クリストファースト
真っ赤なバラでとてもいい香りを漂わせます。元気で太くたくましいシュートを伸ばしてくれました。ネットで情報を調べてもあまり出てきません。メジャーな品種じゃないのでしょうか。
アンジェラ
小さなピンクの花を毎年いっぱい咲かせてくれます。丈夫で病気にも強く房になって咲いてくれます。育てやすくてかわいいつるバラです。
モッコウバラ
庭の正面出入口のアーチに圧倒的なボリュームで咲いてくれます。咲き終わった後にはかなり強めに剪定しないと庭全体を飲み込んでしまいそうなほどの勢いです。