Breezy Garden

手づくりの庭にようこそ
パーゴラ

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もともとはぶどう棚という意味だそうです。日本では藤棚といったところでしょうか。つる性植物を絡ませても日よけになりそうです。
植物をからませなくとも景色が変わります。様々なパーゴラの画像を見ると、植物を絡ませるという目的でなく、そのものの存在のために設置されているものが多く見受けられます。雨を避けられるわけでもなく、そのままだと日陰になるわけでもないのに、この下にいると落ち着きます。

増設した細長デッキの上にパーゴラをつくります。

材料は 
    2×6  6フィート  2本    ①
    2×6 12フィート  1本    ②
    2×4  8フィート  9本    ③
    2×4 12フィート  1本    ④
    羽根つき基礎     2個
    10㎝角ヒノキ材   2本

①と②と④を使って枠をつくり、その上に③を乗せて組み、羽根つき基礎とヒノキ材で支えようというものです。

2×6の12フィートと6フィート、2×4の12フィートを加工して枠をつくります。画像下は6フィートです。お互いを半分の深さまで欠いて組むと下の画像のように組み合わせられます。


枠の上に並べる2×4の9本を加工します。先を斜めにカットし、枠にはめ込む溝を欠きこみました。

浸透性防腐剤を塗り、地上で仮組をしてみました。計画は間違いないようです。すべてうまく収まりました。あとは現場で順番に組み上げていきます。

地面を掘り、付き固めて羽根つき基礎を設置しヒノキ材を立てました。倒れないようどこかに仮止めをしておきます。


柱を二本立て前面に12フィート側面に6フィートの2×6材、建物に12フィートの2×4材を組み、柱にコーススレッドで固定します。柱のはみ出した部分はノコギリで切断して枠組みの完成です。

あとは加工しておいた2×4材の8フィート9本をはめ込んで上からコーススレッドで固定するだけです。

パーゴラに降った雨は、建物側に流れず庭側に伝って先から落ちるよう、先の方を少し下げ気味の勾配をとっています。これを誤ると建物の方側に雨水が伝い、建物の壁が濡れます。あとのものは垂直か水平。執拗なまでに水準器とにらめっこ。微調整、微調整

完成画像です。
パーゴラは材料費もかからず短時間で完成できるものですが、庭の雰囲気を変えることができます。
構想に時間はかかりますが、作業に取り掛かれば二日もあれば十分です。

洋風茶室のドアの向こうに見えるウッドデッキとパーゴラです。景色が変わります。

パーゴラにヘブンリーブルーを登らせてみました。


パーゴラに下げた風鈴の中まで入って鳴らなくなりました。

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